テープ起こし5

議事録を紙1枚にしない理由は?

 議事録について調べている。
 民間企業では、社内会議の議事録は紙1枚にまとめるのが基本で、若手社員が作成を担当する慣習になっているらしい(私も昔やったことがある)。ネット上には、議事録テンプレートとか、議事録の上手なまとめ方とか、「若手は議事録作成で成長する」とかいう解説ページがたくさんある。つまり、民間企業の社内会議の分野には、テープ起こし業者の食い込む余地はないはず。

 ところが。
 私は違う経験もしている。

 「午後に開催される3hの社内会議を夕方遅い時刻に送って、翌日お昼までに起こせないか」という打診を受けたことが。
 こういうあわただしいリクエストをする会社というのは、電話の雰囲気もあわただしい。どうして全文起こしたいのか、聞きたかったけど聞けなかった。
 3h分の全文起こしは5万字を超える長大なデータになり、読みやすいものではないと説明したけど、構わないと言われた。紙1枚にまとめる議事録とは違うニーズが存在しているはずで、そのニーズを知れば何かの仕事に結びつくのではと思うのだけど。

 3時間の音声は、仮に大勢で手分けして一晩で起こしても、それを聞き直してトーンをそろえるだけで4時間以上かかる。翌朝9時にスタートしても午後までかかるし、夜中に作業する人が毎回大勢確保できるとは限らないし、ということでお断りせざるをえなかった。

 全文起こす社内会議は、この断った案件以外にもいくつか経験している。でもそれらは直請けではなかったので、使い道や全文起こした理由は知りようがなかった。民間企業における全文議事録の使い道やニーズについて何かご存じの方、ぜひご一報を。

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竹林のオフィスにて

 南青山のオフィスはもともと手狭なせいもあって、地元にサブオフィスを借りてもらった。窓の外が竹林という風流な環境、しかも駅近、買物至便。
 パソコンその他も新規購入してもらったわけだが、新しいパソコンを使い始めたら目が疲れるようになった。自宅のパソコンなら、肩こりはしても疲れ目ということはなかったのに。

 モニタ画面の明るさを調整し忘れていたのだ。
 この設定だけはWindowsのコントロールパネルからはできないようで、モニタ本体のボタンから行う。初期設定では明るさ・コントラストともに75/100だったのを、50/100まで下げた。おかげで今日は快調、1時間半で音声30分起こした。

窓の外が竹林という部屋を見たい方、こちらからどうぞ。オールアバウトの取材を受けました。

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テープ起こしはPTAにも普及していた

 4年ぶりぐらいで小学校保護者会の地区委員になったら、「働いていて平日昼間の地区委員会に出られない人が委員会の書記を務める」という慣習になっていた。
 委員会に出席しないで、どうやって書記の仕事をするかというと。

 なんと、テープ起こしして会議録を作るのだそうだ。

 地区委員会に出てみたら、実際ICレコーダーで録音していた。
 各委員から質問が出ると、「あっ、ちょっと待ってください」と録音担当者がロの字型に並んだテーブルの真ん中へ入る。質問者の近くまで寄ってICレコーダーを向ける。委員長が答えるときは、役員席へ寄ってICレコーダーを委員長に向ける。
 しゃがんだ姿勢のままそれをやるから重労働だけど、置いたままよりずっとよく録音されると思う。

 ちなみに私は、書記その他の役員はまぬがれることができた。

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ペースの違いは性格の違い(かも)

 テープ起こし講座の教材作成は、あとちょっと。
 開講1週間前に教材作成の追い込みに入っているというのは、過去2つ作ったオンライン講座ではありえなかった。毎週、その週の教材を開示するというスタイルだったので、開講までに教材の3分の2程度までできていれば、残りは開講してから作成しても間に合ったのだ。

 でも、今回は受講者さんが全員同じペースで進むというスタイルを取らなかった。一応3カ月コースだけど、早い人はもっと早く終わるだろうし、じっくり型の人は最大1カ月延長できる。

 スタート時点で、受講者のスキルや知識は結構ばらつきがある。入力精度や入力速度も違う。それと、たぶん意外に大きいのは人それぞれ性格の違い。

 就業体験セミナーでも、起こしの課題を翌朝もう提出する人もいれば、提出締め切り5分前まで粘る人もいる。
 しかも、早く提出する人の仕上がりがいいとか、じっくり取り組む人の仕上がりがいいとかいう特定の傾向がない。早くてもぎりぎりでも、完成度の高い人もいればそうでもない人もいる。

 課題に取り組むペースは、その人の能力より性格で決まるのではないかしら。

 忙しさの違いではないかと考えたこともある。でも、仕事や家庭の事情で忙しいから提出がギリギリになったという人もいれば、忙しいからさっさと出したという人もいる。
 それぞれ自分(の性格)に合ったペースで取り組んでもらえた方がいいかも、というわけで…今あわただしく教材の仕上げ中。

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テープ起こしの講座

 1月に入社して以来、怒濤の4カ月だった。仕事は2月と3月がピークで、忙しかったし。
 ちなみに今も忙しい。5月から、テープ起こしのオンライン講座を開講することになった。教材作成がまだ全部は終わっていない。ゴールデンウィークはバタバタになりそうだ。

 うーん、まあ多少心配はある。なんといっても、テープ起こしのオンライン講座といえば、谷頭さんの講座が素晴しかった。私が起こしの仕事をお願いしている人には、あの講座を受講した人が多い。
 谷頭さんの講座を修了した人には一定のコンセンサスというか、谷頭スタイルというか、そういうものがあって、頼みやすいのだ。
 私の講座はそこまでいけるだろうか。

 この2年、日本生産性本部主催(厚生労働省委託事業)「在宅ワーク就業体験」で、エフスタイルはテープ起こしを担当してきた。私も講師をやらせてもらってきたので、いろいろ勉強になった。初めてテープ起こしにチャレンジする人がどんなことにとまどうか、どんな言い方なら理解してもらえるか、同じ内容の講座を6回(年3回×2年)やってみると、それなりに分かってくる。

 就業体験は1カ月だし、文字どおり「まずは体験してみる」というセミナーだから、それを修了しただけで実務に飛び込むとギャップが激しい。そこをつなげていけるような講座を目指している。
 もちろん、本当に初めてテープ起こしにチャレンジする人でもスムーズに取り組めるよう、カリキュラムはかなり考えた。開講直前までしつこく練る予定。

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