在宅ワークでWLBを実現
廿●在宅ワークがどうのと文句ばかり言っていますけど、今回、義父の病気でばたばたしたとき、本当に在宅ワークでよかったと感じたんです。特に主婦にはお勧めの働き方だと思いました。
奥山●今どきの言葉で言うと、ワークライフバランスですよね。それを実現しやすいというか、実現することを目標にできる働き方の一つであることは間違いないと思うんです。
そのためのツールとしてパソコンやインターネットがあって、遠隔地であるとか障害の有無だとかを超えられる。この働き方は素晴らしいと思うんです。最初に関わったころから、その思いは全く変わってないですね。
廿●そうですか…、なんで私は数年おきにそこが揺らぐんだろう。
奥山●在宅ワークはね、何らかの制約があって就労環境が厳しい方たちにとって、福音であることは間違いないんですよ。
ただ、やり方、姿勢、方向性、手法などを間違えると、つまらないものになってしまう。それは、廿さんみたいなロールモデルが道をつくっていけば大丈夫だと思うんですよ。
廿●う、うーん…。悩みも含めてのロールモデルというか。ライフステージのいろいろな出来事を10年近く在宅で経験してきたわけだから、そういう意味ではロールモデルにはなりえるかもしれませんけど。
ロールモデルには「お手本」みたいな響きがあるから、むしろ「ケーススタディ」かな。反面教材としても使えそう。
奥山●でしょう? ただ、悩むことも含めて受け入れてしまったら楽ですよ。悩むのは当たり前なんです。何年かやってきたところで、これからどうしようって悩むのは普通のことだから。
廿●そうか…。
奥山●みんな探していると思うんですよ。私だって探しているし。技術革新は早いし、時代の潮流を見る力も養っていかなければいけないし。いろんな要素があって、自分の方向性ってなかなか決められないと思うんです。むしろ、決めたら危険ですよ。
廿●そうですよね。10年後にどうしていたいか考えましょう、とかよく言われますけど、「いや、10年後にどんな仕事があるかわからない」と私は思うんです。
奥山●たしかに。10年後にどうなっているかっていうよりも、思い描いていた自分の姿に近づけているかどうかです。
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