在宅ワークとテレワーク
廿●今、仕事は組織でやっていく時代になっていますでしょう。組織化して大きくしたほうが強いと思うんですよ。大企業でもさらに合併しますよね。農業とか個人商店とかは、家族でやってて、経営規模が小さいから動きが取れない。
小ささのデメリットを突破できる方法が地域でまとまることだとすると、私みたいに遠方の人に仕事をお願いしていてつながりにくい場合はどうしたらいいんだろう、何か活路はあるんだろうか。今すごく迷っているところなんです。
今からでも地域密着に切り替えたほうがいいのか。そうすると私は「地方でもできますよ!」とか言っているのに、それは矛盾してるんじゃないかとか。
奥山●でも、テレワークってもともと、遠隔地でも情報通信機器があれば仕事はできる、それがメリットだってうたっているはずなんです。地域密着というのはたしかに便利だけど、それは別にテレワークでやる必要はない。
廿●そうですよね。だって自転車で行けるんだから。
奥山●テレワークでやるんだったらテレワークなりのことができると思いますよ。
だって、1996年に初めて在宅ワーカーの方に仕事を出した時期は、あえて私、遠方の方に出したんですもの。アメリカの方、九州や北海道の方とかに。
廿●え、なぜですか?
奥山●地域間格差というのを埋められるんじゃないかなと思って。実力が伯仲してるんだったらあえて遠方の方にお願いしてました。だって、それがテレワークの良さなんだから。
Webサイトの定期更新なんか地域性は関係ないですから、お願いしている在宅ワーカーさんはいまだに遠い方が多いですよ。それがテレワークの良さなんじゃないでしょうかね。切り分けて考えたほうがいいと思うんですね。
廿●そうか、テレワーク…。
つまり、私の仕事形態には2つの側面がある。在宅ワークであり、テレワーク。
在宅ワークは漠然とIT系業種を指すことが多い。でも、例えば自宅で教える茶道の先生のように、自宅仕事の種類はたくさんある。
テレワークというのは、情報通信機器を駆使して、距離の問題なんか乗り越えて…という仕事形態。奥山さんがおっしゃった「テレワークでやるんだったらテレワークなりのことができると思いますよ」という言葉を、デスクに貼っておこうかしら。
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