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不明マークを入力すると落ち込む、ということは

 先週末に入った「録音状態が悪く、内容が難しい」音声は、1hだったので自分で起こしている。
 どう起こせばいいのかなと考えながら、今起こしている。

 難聴音声に対しては、「1.断る勇気も必要」「2.根性で起こす」「3.ソフトを駆使する」…聞いたことがある対策は、主にこの3つだ。
 この仕事に関しては、1は採用しない。(他社からの仕事では、一度だけ断ったことがある。断ると自分も落ち込む)
 2は、とにかく時間をかけて何回も聞き直す、集中を保つ、しつこく調べる、ということ。正論だけど、この仕事には当てはまらない。待てば正規の会議録が出るのに、それを待てないというクライアントの事情だから。

 3、ソフトを駆使。
 デジオンの豊富な音声加工機能は、かなり優秀らしい。結構何人もの同業者が、聞こえなかったらこれでいじってみると言っていた。
 そのたびに刺激を受けて自分でも使ってみてるのだけど。なぜか、どの機能を使ってもあんまり変わらない。私のPCのサウンドボードやヘッドホンと相性が悪いのかな。

 私のPCでは、デジオンよりOkoshiyasu2のほうがむしろ聞こえる。Okoshiyasu2のイコライザをいじるとかなり変わる。だけど、特に音が悪い場合は、イコライザをいじりすぎて、何が何だかわからなくなってしまうし、ましな聞こえ方を見つけるのに時間がかかる。

 だから最近は、DSS Playerのノイズキャンセル機能を2ぐらいにして聞くことにしている。手間としては、これが一番簡単。
 ノイズキャンセルをかけると音声が平板になって、声の違いを聞き分けにくくなるけど、この仕事に関しては問題ない。クライアントがきちんとした発言メモを作ってくれるので、話者の特定に頭を悩ませる必要がないからだ。
 とりあえずソフトでの加工方法は、私の場合これで決まり。

 いくらクライアントがざっとでいいと言ってくれていても、不明マークを1つ入力するたびに気分は落ち込む。1行の文章に3つも入ろうものなら、起こし作業をやめたくなる。
 「不明マークを入力するたびに落ち込む」、これでモチベーションが下がるのが問題だときのう思いついた。そこで、不明マークを最初に200個まとめて入力してみた。1時間ならたぶんこれで足りるだろう。
 不明と不明の間に、聞き取れた文字を入れて起こす。

 そうすると、案外不明マークは使わないじゃん、という明るい気分になってきた。45分起こしたところで数えたら、たったの70個(!)しか使ってない。
 聞き直せばもう少し減ると思うし。
 気分の問題ってかなり大きい。
(実は、前半30分は資料に沿って説明が行われたので、聞き取れなくても資料から拾えたのだけど)

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