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キャリアのミスマッチ

廿●2月に東京しごとセンターでやってらした「在宅ワーク・再就職のためのカウンセリングコース」は、1対1で面談するんですか?

奥山●グループカウンセリングです。あのときはカウンセラーさんが6名いて、5、6人の小グループでいろいろと話し合って。一人一人自己紹介をし、印象交換をしあったり。

廿●印象交換って何ですか?

奥山●人が見た自分の印象を語ってもらうこと。自分が思っている自分との差異を埋めるということで、印象交換というのをやるんですね。あとは、半年後どうなっていると思いますかとか、自分のキャリア・ビジョンを書いてもらったりとか。カウンセラーによって、カウンセリングのやり方は違うんですけど。

廿●受講されるのは積極的な方が多いんですか?

奥山●そうでもないです。客観的に自分を見てもらいたいと思う人かな。
 人とキャリアはやっぱり深いですよね。キャリアのミスマッチ…自分のやりたい仕事と実際に就いている仕事がかけ離れたりすると、それがどんなにいいポジションであろうと気持ちが離れていきますから。夫がそうだったんです(笑)。

廿●お勤めされてたんでしょう? あんまり気の進まないお仕事に就いていらした…?

奥山●大手食品会社にいて、辞める前にはグループ会社の執行役員までいってたんです。でも、自分で将来が見えてしまったって、辞めちゃったんですよ。いろいろな意味で、ずいぶん苦しんでましたね。1年ぐらい苦しんでいましたけど、なんとか拾ってくれたところがあって。

廿●本当は安泰ではあるんでしょう、元の会社にいれば。

奥山●ええ、家庭だって安泰だったはずです! 1年も無職の夫を抱えて、私はホントに大変でしたよ(笑)。

 キャリアのミスマッチ。私の今の状態はそれなのだろうか。入力者としての集中力は落ちてきたけど、入力が嫌いになったわけではない。ただし、入力って単線的な仕事だなとは思う。
 紙の雑誌の『月刊在宅入力者』を出していたころ、私は一人で取材も執筆もWord-DTPも購読者管理もしていた。月1回の発送作業だけは大勢来てもらって楽しかった。毎号1,000部以上売れて、手応えがあった。
 そうか、今私が求めているのは、ああいう複合的な仕事なのかもしれない。

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