人生の正午は思い悩む時期
廿●というわけで、自分が人としゃべりたいのにどうしたらいいかっていうことと、講師系の仕事は好きだけど迷いが多いのと、2本立てで困ってるんです。
奥山●廿さん、今おいくつでしたっけ?
廿●43です。
奥山●ちょうどいろいろと迷う時期ではありますよね、40歳ぐらいから。
廿●そうなんですかね。
奥山●ユングがね、40歳は人生の正午だと。一日のサイクルでいうと、ちょうど正午の時で、そこで思い悩んだり迷ったりするというのは、実は当たり前の感情なんだというようなことを言っていますね。
廿●ああ…なるほど。女性の厄年は30代で終わっちゃうけど、男性の厄年は40ぐらいにありますよね。でも女性もそこらへんで、なんだかうまくいかない、いろいろなことが。
奥山●いろいろなことが変わってきますよね。自分の身体の細かい変化とか、子供がそれなりに大きくなってだんだん手が掛からなくなったりとか。
廿●逆に親の問題が出てきたり。今まで子供が小さくて、親っていうのは育児を助けてくれるものだと思っていたら。
奥山●そう、介護のほうが大変になってきたり。夫とかも、その近辺になると会社のポジションとかが、ある程度最終的にはこうなるかなっていうのが見えてきたりとか。変化していく時期ですから、40代前半っていろいろ考えますよね。
廿●奥山さんは、もうそこは脱出したという実感がおありになりますか?
奥山●そうですね。やっぱり一番の転機だったのは30代中盤ぐらいかな。子育ても苦しかったし、会社の経営も苦しかったし、いろんな意味で一番苦しかったですね。
廿●日本の景気が悪かったころですね。そうすると会社は楽じゃないわけですね。
奥山●契約が途中で突然打ち切られたりとか、大変でしたよ。数万円作るために、自分の服やバッグを質屋に入れて。社員を雇用していかなきゃいけませんからね。
廿●会社っていうのはそれが恐ろしいですよね。人を雇って家賃を払っているから。
奥山●あっという間に何百万っていう負債を抱えちゃいますね。
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