会社時代の経験が生きている
卓也ママ●会社時代、大手町にあるシンクタンクに2カ月ぐらい出向で通わせてもらったことがあるんです。そこでは仕事(7/28記事の画像解析関連)の勉強をさせてもらって、なおかつトップクラスのシンクタンクの人たちの働きぶりとか、仕事の仕方なんかを見て、「すごい、うちの会社と全然レベルが違う!」。入り直せるものならとも思ったけど、「修士の人じゃないとだめ」って言われて断念したの。
私は大学院がない大学に行ったせいもあって、会社に入るまで修士という言葉を聞いたことがなかったんですよ。マスターって何? ドクターってお医者さんのことじゃないの?って。
廿:私も、修士や博士を取るのって大学に残って学者になる人なんだと、以前は思ってた。
卓也ママ●ところが、いざ実際自分が仕事をしてみると、東大や京大のマスターやドクターを取った人たちがぞろそろいるわけですよ。人工衛星解析に関しては私のほうがわかってるから「こうやってください」と言うと、「じゃあパラメータをこういうふうに計算しましょうか」と、彼らが専門的に考えてくれる。仕事は面白かったから続けたかったけど、でもまあ、やめたらやめたでね(笑)。
廿:そういう仕事に比べちゃうと、代わりの仕事はどれもこれもやりがいがないですね。
卓也ママ●ううん、そんなことはない。それに、会社時代の経験が生きてますから。ちょうど大型汎用機からパソコンへの移行期で、ワークステーションが会社に入ってまだ専門分野が定まっていない私が担当になったり、パソコンだネットワークだっていう段階になったころまでいたんです。
廿:そういう時代的な変遷をだーっと経験してきたっていうのは、うらやましいですね。
卓也ママ●パソコンの変遷は全部わかる。わかったからってどうってことはないけど、得はしてるかもしれないですね。なんでコンピュータがこういう手順で動くかとか、なんでメモリが足りないとプログラムが動かないのかとか、いろいろなのを扱ったので、そういう基本的なことが見えているんです。
廿:私はそういうバックボーンがないから、本当に困るんですよ。入力をやってればいいだけだから困る必要ないんだけど、自分では困ってます。
卓也ママ●うん、入力には全然必要ないんですけどね。私は入力よりデータの整理とかとりまとめが最近多いので、例えば十万件のデータをきちんと整理するにはどうしたらいいか、手で全部直すのは無理だからマクロを組んだり関数を組んだり、ちょっとしたC言語のプログラムを書いて処理したり。そういう対応ができるから重宝がられてるんだろうなと思うんです。
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