2007年5月畔見さんとの対談4

対談を終えて2

 畔見さん・私それぞれが仕事をお願いしている人や過去にお願いしたことのある人が、この対談を読んでどう思うだろうと、本当は心配している。2人とも結構率直に語っているから、不快に感じる人もいるような気がする。
 在宅ワークは直接顔を合わせないことが多いため、普通の人間関係より難しい。どの入力グループに所属していても、誰から仕事を受注していても、たぶん不満や不信感を持つことになる。と思います、すみません、関係者の皆様。

 単価の話も、バリバリと具体的な金額を挙げている。普通こういう話って適当にぼかすものだけど、原稿チェックの段階で畔見さんからストップがかからなかったので、そのままにした。
 安いという話ばかりが広まると、データ入力の人気はますます下がる。あえて具体的な金額を出し、ちゃんとした収入になる仕事だってあるんだ!とアピールしたいという気持ちが、畔見さんと私の間で一致したのだと思う。

 家で仕事しているとたまには人としゃべりたくなるもので、対談の当日は3時間ぐらいしゃべりまくった。私に当日納品の仕事がなければ、もっとしゃべっていたに違いない。
 録音したのは2時間40分、できるだけカットせずに話の内容を全部拾いたかったけど、前後の話の流れにうまくはまらない部分など結局1時間分近く削った。
 しかも、会話というのは、当事者同士には通じても読み直すと他人にはわかりにくい表現が多い。読んでわかる程度には整えなければいけないから、爆笑対談!という当日の感じはだいぶ消えてしまって残念。

 対談は、新宿高島屋内の「健美菜館 麗花仙」という中華のお店にて。おいしかった。壁の金魚の絵が優雅で、写真撮ってくればよかったなと思ったら、ぐるなびに写真が。ちょうどこの席だったと思う。

 というわけで、5月号は今日が最終回。畔見さん、本当にありがとうございました。

 それにしても、もう対談に応じてくれる人がいなかったらどうしよう。こんなにぶっちゃけてしゃべるのは…と、警戒されそうだ。あのー、お話のトーンはいろいろで結構ですので…。

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対談を終えて

(畔見さんよりメッセージをいただきました。)

ずっと待ち望んでいた廿さんとの対談が出来ました。それもとてもグッドなタイミングで。色々と話したくて仕方なかったので、廿さんにメールして時間をあけてもらうぞ!っていう時に廿さんのほうからお電話いただけたのは、これから先も忘れないと思います。

お話しさせていただいて、もうスッキリ、リフレッシュです。自分だけじゃないんだっていう事もそうでしたが、廿さんのお話を聞くことによって少しやり方を変えてみようかな…とか、こういう考え方もあるんだ…とか、学べた部分がすごくありました。

オフ会とかセミナーとかぜひぜひやりたいですね! これからもお時間ありましたらお話させてください。最後に、この対談を読んで興味を持たれたり、自分の仕事について考えたりしてくださる方がいらっしゃれば幸いです。 (畔見 知子)

■畔見さんのブログ 気ままな一歩

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ザイニュー・データ入力者交流会

というわけで、ささやかに交流会を開催します。「ささやかに」というのは、小さい部屋を予約してあるから。データ入力は今どきあんまり人気のある仕事ではないので、参加者もそんなに多くないだろうという予測です…。その分アットホームな雰囲気になると思いますので、ぜひ気楽にどうぞ。

ザイニュー・データ入力者交流会
対象:データ系の仕事を入力をしている人・したい人
日時:6月15日(金)11:00~14:00
場所:ルノアール新宿区役所横店
会費:3500円 ワンドリンク+お弁当付き
内容:データ入力プチセミナー、交流タイム
ゲスト:畔見 知子さん(Four D's代表) 小松 美友紀さん(STUDIO MITO代表)
(参加申込みは締め切らせていただきました)

 ゲストは、5月号で対談させていただいた畔見さん、データ入力以外にも幅広いジャンルで活躍する小松さん。興味深いお話が聞けそうです。
 プチセミナーの出し物(?)は、いくつか候補を考えていますがまだ決定はしていません。内容的には交流タイムがメインです。

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顔合わせもイヤ、勉強会もイヤ

畔見●私、面白いことして人が驚くの大好き。

廿:畔見さんから仕事もらってる人、もし「畔見さんって厳しい…」って思ってたら、こんなところ見たらぶっ飛ぶかもしれない。

畔見●実際、セミナーとかやったとき「畔見さんって、そんな人なんですねー! もっと怖いと思いました」って言われました(笑)。

廿:高校卒業以来のキビしい環境が影響したんですね。うちは社長が超・温情主義で、おかげで会社はいつも火の車だったけど。

畔見●横つながりの話なんですけど、自分がいつも関わっている作業者に例えばセミナーとかオフ会をやりましょうって言ったとき、すぐ出てきてくれる人ばっかりですか?

廿:私が仕事頼んでるのは遠方の人が多いんですよ。だから一度も会ったことない人、結構います。私の場合、そうじゃない横つながり、仕事がからまない人とお友だち感覚で会うことが多いかな。
よくグループリーダーの人に聞くのは、一度グループの顔合わせをしたいんだけど、みんながなんだかんだ都合を言って出てきてくれないって。

畔見●有限会社時代、校正セミナーを2回やったんですよ。ミスをつぶすには校正だ!っていうセミナーを東京と大阪でやったんです。

廿:結構来るものですか?

畔見●そんなには来ないですね。

廿:メンバーの人でも?

畔見●うん。

廿:メンバーの人にしてみれば、家でできるからこそこの仕事がやりたい、半日といえども外に行くなんて。しかもそれに出たからってお金をくれるわけでもない、ってことなのかな。

私が今、コンビニのパートを始めるとする。そして店長に「今度の日曜、都心で接客セミナーが開催されるよ」と勧められたら、参加するだろうか。
交通費払って、会費取られて、時間を取られて。将来コンビニのオーナーになりたいわけでもないし、コンビニのパートとしてスキルアップしても何がどうなるという展望も持てない。仕事に必要なことは店長が仕事時間内に教えてくれればいい。自由参加なら出たくないし、業務命令での参加なら日当と交通費は出してもらいたい。そう感じるだろう。
だから、勉強会はおろかグループの顔合わせさえおっくうがる人の気持ちも理解できる。

畔見●そうか…。でも今、SOHOWORKネットさんの主宰者が変わられて、セミナーがなくなったじゃないですか。あのセミナーも交流の場になってたんで、淋しいですよね。

廿:そうなんですよね。何かやります?

こうして、データ入力系オフ会の話で始まった対談は、またその話で終わった。

※明日から数日は、「イベント告知」と「対談を終えて」を掲載します。5月号が5月13日と遅い始まりだったので、終わりが6月にずれ込んでしまいました。

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納品データに対する支払いと、苦労に対するお礼

廿:入力会社のチーフが言ってたのは、1年の最後に来てもらうときはキャラメル1個でもあげなきゃだめだって。50円のキャラメル1個でも人の気持ちは違う、苦労をかけてるんだから、その程度は気を使うべきだって。だけど専務は「しかるべき入力料は払ってる」って却下。まあ、日本の景気が一番悪いころで、会社も苦しかったから無理ないんだけど。
気持ちの部分は、これから人数が少なくなる中ですごく考えなきゃいけないと思うんですよ。

畔見●私、グッズを作って、あげたりしてます。

廿:あのカッコいい電卓ね。

畔見●いつも作業してくださるメンバーのかたたちがいなければ成り立たないから、面白グッズとかで、「ありがとうございます、これからもよろしくね」って。「やめないでね!」って念を込めて(笑)。

廿:一生懸命ピピピッと。

畔見●それなのに2人やめちゃったー。

廿:それはね、念を込めすぎて温度が熱すぎた。

畔見●そっか。

廿:面白グッズってどんなものですか?

畔見●この前は電卓でしょ。あと、うちわとか。やめた2人には、ずっとつき合いがあったんで登録解除の日に合わせてお花贈ったんですよ。そしたら2人とも「これまでの自分が認められたみたいで、すごくうれしかった」って。

廿:そうか、大事だな。前向きに考えよう。キャラメル1個でもなんでもいいから贈ろうかな。

畔見●ホントに1個だけとか(笑)。

廿:1箱じゃなくて1粒?

畔見●でも、かわいくラッピングすれば!

廿:ラッピング代のほうがかかるからヤだ!

畔見●100円ショップで売ってるから、今は!

廿:私、ラッピングへただから!

畔見●やりに行きますよ!

廿:作業代払えない!

畔見●年末でいいから!

廿:そういう問題では…。

とはいえ、お歳暮の件は決めかねている。相手が「お返しはどうしよう」と気を使うようでもよくないし。本当にキャラメル1箱なら気持ちの負担にはならないけど、送料のほうが高いのもねえ…。

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できると言ったからにはやってもらいます

廿:「1日5時間仕事できる人」とか、まあどこでもそういう条件で募集するでしょう。普通はそのあとそれが徹底しないんだけど、私がいた会社は、「1日5時間できるって前提で頼んだのに、あなた何時間仕事しましたか」って。

畔見●えええっ。怖くて、次から詰めて詰めて仕事するかも。

廿:伝票に作業時間を書いてもらうんだけれども、13時間ぐらいしか作業をしてなくて5日で持ってくると、「あと2日早く出せたよね?」って、チーフがニコニコッとして。減額しますとかいう会社の体制じゃないんで、ただニコニコッとして、「あと2日早く、出せた、よね?」って言うのがあの会社のミソなんです。にこやかに鬼のようなことを言う。

入力者は、5時間作業できない日(←平日の場合)があればあらかじめ届けておくことになっていた。逆に、1日5時間やっても納期までに終わらない量を出してしまったら、出す側の失敗と見なされる。社内スタッフは在宅さん一人一人のスピードを把握しておく必要がある。

畔見●今、耐えられる人いないですよ、きっと。

廿:ねえ。でもまだやってるから、なんとかなってるんでしょう。面白いやり方なんだけど、私はそこまではとてもできない。

畔見●自分はそれでやるとしても、相手には強制できないなあ。

廿:顔を合わせるからできるんです。その会社は、受け取り・納品に出社するから。メールでそれをやったらキツすぎるだろうと思うんですよ。電話でも、たぶんできない。

畔見●相手の顔が見えない状況で言うのは無理ですよ。

廿:そう。相手を見てれば、この人にはこれ以上無理かなってわかる。やってくれる人に頼るから、忙しい人はますます忙しくなるんだけど。

畔見●「今やってもらってるけど、なんとか詰めてこれもやってもらえませんか、こっち優先で」って言うと、頑張って早めに終わらせてくれる人。

廿:そういう人をうまく使うって感じですよね。そうじゃない人にそれを言うと、やめちゃうでしょう。

畔見●そのギリギリが難しくて。受けてくれるから頼んでると、やめちゃうとか。

廿:無理って言えなかったんだ…。

これは特に悲劇的なケース。私も社内スタッフ時代にこの失敗をしたことがあるから、むなしさと後悔はよくわかる。無理なら断ってくれていい、長くやってくれるほうがずっとありがたいのだ。

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