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OASYSに学ぶキーカスタマイズ

(メルマガ「ローマ字入力はもっと速くなる!」009号 2005年08月05日 の再掲載です)

 最もスピーディーな日本語入力ができるのは親指シフト方式だと言われています。かつてパートしていた入力会社は私以外の社内スタッフ全員が親指シフト入力だったのに、そのとき面倒がって覚えなかったことが悔やまれます。

 親指シフトを開発したのは富士通ですが、富士通はワープロOASYSのJIS配列キーボードにも、独自のキー割り当てがいくつかありました。私の現在のキーカスタマイズは、一部それに基づいています。

 1)xキーに「ー」を割当て
 2);キーに「ん」を割当て

 1)は前回書いた通りです。ローマ字入力者には上段「ー」キーが鬼門なので、下段にあると楽なのです。
 「ゃ、ゅ」などの小さい字を「xya、xyu」で出すようになっていたら、それらの設定は全部削除する必要があります。その場合「ゃ、ゅ」などは、「lya、lyu」を使います。
 この「l」はlittleの頭文字なので、「小さいや→ゃ」「小さいゆ→ゅ」と覚えます。

 2)は、「n」キーの連打を避ける工夫です。
 「家内(kanai)」はnが1つなのに「館内(kannnai)」はnが連続3つ。
 普通のローマ字入力では、後ろが「なにぬねの」の場合、「nn」で「ん」を確定してから入力しなければいけないせいです。

 「;」キーを単独の「ん」にしておくと、後が「なにぬねの」でも影響なく、
 「館内(ka;nai)」6タッチ。
 タッチ数を減らす上、「同キー連打を避ける→ミスタッチが減る」効果もあります。
 全角;を出したいときのために(私の入力にはめったに出てきませんが)、「せみころん→;」で単語登録しています。

 ATOKの設定でほかに便利なのは――

 3)テンキーは半角で確定文字にする
 通常、日本語入力モードのときは、テンキーから半角数字を打ったら「Enter」で確定する必要があります。
 これを、日本語入力モードを切っているときと同様、テンキーからの数字入力はEnterキーなしでそのまま確定されるようにします。アンケートの入力など、半角数字をたくさん打つとき便利。

 MS-IMEでは、テンキーからの数字入力を「いつも半角」にしておく設定はありますが、「確定文字」にする設定はないようです。
※MS-IMEを使っている人がエクセルでアンケート回答を入力する場合、列ごとに日本語入力モードのオン・オフを切り替える設定を使うといいと思います。

 ATOKでは、1)2)は「プロパティ」→「キー・ローマ字・色」の「キーカスタマイズ」から、3)は「プロパティ」→「入力・変換」の「入力補助」から設定します。

かつての富士通は、親指シフト入力方式をはじめとして、日本人が日本語で入力するには何が合理的かという視点で、結構オリジナルな機能をワープロ・パソコンに盛り込んでいました。
成果主義の賃金体系を取り入れたせいで社員が萎縮し、面白いアイディアが出なくなったのだという話を耳にしましたが…。かつて富士通の大ファンだった私としては、なんだか歯がゆい気持ちです。

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