技を引き継げる人いないかな
卓也ママ●仕事って、自分がやるのが一番早いし確実なんだけど、それじゃ追いつかないというか、体力がもたないから(笑)、誰かに託さないと。早く隠居して、普段は何もしないで、何かあったとき呼ばれるようなのがいいなあ。
廿:でもそうするには、とりまとめる人が必要なわけですよね。それって難しくないですか? 作業者は育てられるけど、まとめられる人は…。
卓也ママ●なかなか育たないね、まとめる人。でも結構私のまわりでは育ったかな。お手伝いしてくれた方は、今ではみんな自分で仕事を取ってきて、下にまた5人ぐらいメンバーがついたりしてます。今度はその人から仕事をいただいたり、なんていい世界だ!と自分でも思う。本当にいい人ばっかり揃ってたわ。
廿:人をとりまとめるスキルって、対面で教えなきゃいけないでしょう。呼びつけて時間を拘束するなら時間給を払ってほしいって要求されることが、よくあるみたい。卓也ママさんは地元密着だからそこをクリアできたわけですね。
卓也ママ●うちのメンバーではいなかったけど、そういう人っているらしいね。募集して応募してきた人だと、そうなっちゃうんじゃないかな。だって当然、お金をもらえるから仕事をしましょうっていう関係なわけでしょう。私は、仕事のメンバーの前に、まずお友だちだもん。
今は、まとめる人よりむしろ、技を引き継げる人が誰かいないかなと思ってるの。
廿:卓也ママさんなみにできる人なんて、めったにいないですよー。
卓也ママ●ピボットテーブルとかが好きな人。でも、ただエクセルでピボットがかけられればいいっていうことではなくて…。
廿:つまりそこへ行くまでの設計というか、そこにそれが必要だと判断する能力と経験が必要なわけでしょう? どれを縦に、どれを横に取れば、いい結論が出るか。マニュアルに手順が(1)、(2)…って書いてあればピボットテーブル作成自体は誰でもできるけど、その手前の設計からできる人ってそんなにいないですよね。
卓也ママ●私、会社員時代に解析的な仕事をしてたんですが、「このデータはこのグラフにして何の意味があるんですか」「このデータは本当にあなたが証明しようとしている事象を表わすデータなんですか」って追及されながら鍛えられた。
何パーセントの信頼性があるとか検証してデータを使うものなんですけど、「ちゃんと検証しましたか」って突っ込まれて、また大学の統計学の教科書引っ張り出したり、高校の数Iの教科書も常にそばに置いてた。
高校と大学で教わったことって、こんなに役に立つんだ!って意外でしたね。
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