対談を終えて2
雑誌やWebで取材を受ける入力(含テープ起こし)者は、どうしても直請け型というか自営業者型というか…の人が多い。要するに目立つからだ。下請け型というか半雇用者型というか…の人は、あまり登場しない。
でも、下請け型の人にとって直請け型の働き方というのはあんまり参考にならない。
やっぱり同じタイプのほうが何かと参考になる。ザイニューは同業者向けで世間の目を気にする必要がないから、実力のある下請け型の人をどんどん取材するという方針で今後も行きたいと思っている。
実力は、直請けかどうかとは関係ないし、知名度とも関係ない。
収入とも関係ない。どんなに実力があっても、下請けで稼げる金額は本当にたかが知れている(私なんか、昔それで頭に来てザイニューを始めたようなものだ。自分で本を作って売るほうがまし!と思って。いや、その当時は、データ入力系はともかくテープ起こしは駆け出しで、実力なんかなかったけどね)。
「テープ起こしが好き」という文月さんたちの情熱に寄りかかって、この業界、それでいいのだろうか。そんなだから、みんなパートに出ちゃうのよっ!
いやいや、わかってる。音声を耳で聞いて手で打ち込むという時間のかかる作業だから、高収益が上げられない構造なのだ。会社が暴利をむさぼっているとか搾取しているとかでは決してない。
この会話を録音したときは、まだ何に使うとも決まっていなかった。公表する予定がなかったからこそ、文月さんが本音でグチを言ってくださった面がある。テープ起こしの人が語っている記事で、こんな内容のはなかったんじゃないだろうか。文月さん、ありがとうございました。
※えーと、テープ起こしや入力会社のシステムはさまざまです。対談に出てきたような拘束の仕方をする会社もあるし、そうでないところもあります。
それに、一方的に仕事を割り当てるシステムのいい面もあるんですよ。募集情報に手を挙げる形式だと、手を挙げちゃったら自己責任、実は自分には難しすぎる仕事だったりすることもあります。その点、割り当てるシステムの場合、「この人のレベルならこの仕事はできる」と会社側が判断して出してくるわけですから。
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