「時は流れた」…ほんの数年のことなのに
廿:以前、SOHOWORKネットのオンライン講座で谷頭千澄さんがテープ起こしコースを教えてたときね、谷頭さんはテープ起こしのことを教えるわけだけど、そもそも入力ができない人は、まだそういう理解や練習の段階まで行けない。
それに気づいて私が担当してた文字入力コースに入り直した人、何人もいましたね。「ちゃんと入力ができるようになってから、テープ起こしを勉強しなきゃだめだとわかりました」って。
文月●私、SOHOWORKネットの交流会で谷頭さんにお会いしました。ずいぶん前。
廿:あれから何年もたちましたよねえ。あのころから頑張ってきた人たちは、もうそろそろ子供が大きくなって外に仕事に出られる年齢になってたり、今この業界、ちょっと人手不足になってるらしいですよ。
文月●今、ヘルプの募集ってかなり出てますものね。
廿:うん、しかも「まだ募集中です、半分でもいいからやってくださる方」って出し直してたり。
文月●廿さんって何年生まれ?
廿:昭和39年。
文月●やっぱり? 私、40年。
廿:谷頭さんも40年で、早生まれだから私と学年は同じ。
入ってくる新人が減っている理由は、かつて花盛りだった「テープ起こしの通信教育講座」がほとんど消えたせいだ。通信教育が雑誌や新聞に大々的に広告を出していたころは、興味を持つ人が多くて、一種のブームになっていた。
その中で一番派手にやっていた会社(というのかその関連会社というのか)が、いわゆる内職商法として行政処分を受け、裁判沙汰にもなった。それ以来、この仕事の志望者はがたっと減った。
文月●谷頭さんにもご無沙汰して…っていうか、私が勝手に師匠と思い込んでるだけなんだけど。谷頭さんのほうは、私のことなんか覚えてないと思う。
廿:まあ、谷頭さんの講座は、SOHOWORKネットの講座の中でも一番受講者が多かったですからね。
文月●講座は今もやってるんですか?
廿:ううん、もう終わってます。SOHOWORKネットの主宰者もほかの方に替わられて、そちらでまた新しくオンライン講座をやってらっしゃるようです。
でも、谷頭さんは文月さん(というか本名のほう)を覚えているかも。SOHOWORKネットのメーリングリストには、「テープライターズメイト」という一種の分館があって、文月さんは(私も)そこの最初期からのメンバーだから。オンライン講座開始以前のことだ。
今調べたら、テープライターズメイトは、ヤフーのMLを使い始めたのが2002年5月。でもそれ以前にほかのシステムを使っていた時期があったから、活動開始はもっと古くて…いつだっけ? 今度調べよう。
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