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おっくうがらずに電話をしなきゃね

畔見●昔私が入力を始めた頃は、例えば「住所、氏名、年齢、性別、希望する賞品」みたいな項目のアンケート入力を、1日1,000件入力して校正かける、それを必死にやれてた時代があるんですよ。

廿:わあ、すごい馬力。

畔見●でも、今それを求めたら絶対無理じゃないですか。1日2時間3時間しか時間取れませんって人がざらなので、本当に納期が短いものは自分でやるしかなくなってきちゃって。

廿:そう、私も納期が短くて仕様が面倒くさいものは、自分でやる。

畔見●この間ご紹介いただいたデータ入力の仕事も、あれだけ長い納期なのに、やるって手を挙げてくれた人があんまりいなかった状態なんです。でも電話してお話ししたら受けてくれたりとか。

廿:電話しなきゃだめなんでしょうね。入力会社に勤めてたときはそうしてたんですよ。「そこをなんとか、あと100件お願いできません? 今すごく仕事が込んでて、どうしても誰かにお願いしないとだめなんですけどぉ」

畔見●そうするとだいたいみんな「あ、じゃあやります」って言ってくれるじゃないですか。募集メールの文章だけだと、本当に来ないんですよね。

廿:誰かやってくれるだろう、みたいな。おかしなもので、頼られるとうれしいんですよ。

畔見●そうかもしれない。電話かかってきて「お願いしますー」と言われたら、私も断れない(笑)。そこがメールと違うところですよね。

廿:だから、相手が遠方だからとか言わないで電話しなきゃだめだと、本当に思うんだけど。私はどうも電話かけるのは苦手。

畔見●私も苦手なんです。どもっちゃって。

廿:「四月堂の山岸と申します。お世話になっております」っていう決まり文句を言うだけで、もつれる。

畔見●そこを言い切ったとしても、そのあとの内容が「あ、う、なんだっけー」に(笑)。

廿:(無言で共感…)

それにしても、1日1,000件こなしてきた畔見さんだから生き残ってきたわけで、昔も「1日2、3時間しかやれない、やりたくない」「時間はあるけど大した量はこなせない」人は多かった。
もちろん入力精度とスピードがあれば2時間でも他人の4時間分打つことは可能だけど、その能力を身につけるには「無理にでも数をこなす」経験が必要だろうと思う。

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