下請け孫請けひ孫請けひひ孫請け
入力系在宅ワークの代表的仕事の一つ「データ入力」は、大もとの発注者から末端の作業者までの階層がとても多い場合がある。
これもまた、低単価の原因になっている。
例えば、大手シンクタンクが××意識調査の実施と分析を請け負ったとする。シンクタンクの腕の見せ所は、「母集団の選定」とか「質問項目の設計」「データの集計と分析」などだ。
アンケート回答の入力は単純作業(実は特殊なスキルや知識が要るにしても)なので、彼ら花形調査員の仕事ではない。当然、外注される。
エンドユーザー→大手シンクタンク→大手情報処理会社
入力を請け負った側も考え込む。例えば20万件のアンケートだったりすると、社内に入力センターを作ってオペレータを確保して入力させる…なんてことは、大手といえどもかなり大変なのだ。
しかも20万件などという件数の入力がいつもあるとは限らない。次の仕事では2,000件や200件だったりするから、入力センターの設備やオペレータの人件費がもったいない。
だから、現実的にはさらに下請けに出す。この納期で何件できますか?と聞いて、複数の企業に分割して出す(契約で「全数を社内処理」とか「分割再発注は禁止」とかになっていても、実は黙認されていたりする)。
エンドユーザー→大手シンクタンク→大手情報処理会社→(複数の)中堅情報処理会社
入力は儲からない。
人間が1字ずつ入力するのだから、そう大量に処理できるものではないからだ。だから請け負った企業も実は自社で処理する気はなかったりして、さらに下請けに出す。この間に各段階でマージンが引かれ、日数もかかる。だから、下へ行くほど納期が短くなり、単価は急激に下がっていく。
こうなると到底社内スタッフが作業できる単価ではなくなり、在宅ワーカーに出すしかない。
エンドユーザー→大手シンクタンク→大手情報処理会社→(複数の)中堅情報処理会社→(小規模な)入力会社→在宅入力者
この程度では済まない。問題を難しくする階層が、もう一つ増えることが多い。
(つづく)
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