まず学校の勉強を着実に
夫はクリーニング屋。あるとき、お客さんに品物を届けておいてくれ、と夫に言われた。小4の長女に「これ、○階の○さんに届けてくれない?」と頼んだら、「いいよ」と立ち上がった。配達初挑戦だ。
「あ、待って。お金もらって来なきゃならないの。660円」
「えっ? うん」
「1000円札出されたら、お釣りはいくらかわかる?」
「ええっ? えっとー」
「1060円出されたら?」
「ええっ」
「5000円札だったら? 1万円札だったら? いいわ、やっぱりお母さんが行くよ」
「…うん」
学校の勉強は大切なのだった。そのことにあらためて私は気づいた。店では電卓も使えるが、配達に行ったら相手の家の玄関先で暗算をしなければならない。
単調な計算ドリルも必要なのだ。速く、正確に計算する能力は、いわゆる「考える力」とはまた少し別だ。
お金の受け渡しに限らない。
「以外」と「意外」の使い分け、「お話をする」と「お話しする」の送りがなの使い分けなどは、テープ起こしをする人は当然できなければならない。国語の時間に習ったはずなのに、身につかなかったのか、忘れてしまったのか。
テープ起こしを志したとき、そこから勉強し直す必要のある人と、そこは身についていてその先の勉強を開始できる人では、たちまち知識量が違ってしまう。
(私は漢字はまあまあだが、英語が全滅だ。私の生活に英語なんか必要なはずがないと思って、ろくに勉強しなかったのが失敗だった…)
(2004年06月17日)
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